2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

倒産してしまった建設業者から学ぶ

バブル崩壊後,ゼネコン*1/マリコン*2/サブコン*3は軒並み業績を悪化させている.それは,官に癒着する体質だったからだ.また,彼らの下請しかやっていなかった中小・零細企業は彼らに連動して業績を悪化させ,最悪,倒産の憂き目に会っている.しかしなが…

それでも生き残っている建設業界

斜陽産業と目される建設業が,未だに根強く生き残っている理由は,相違点で最初に挙げた「建設業法」と,「地域・生活に密着した産業である」という特徴にあると思うのである.小売業,建設業といった,「実生活」に直結した業種は,企業の淘汰はあっても,…

建設業斜陽化の契機

建設業,たとえば土木,道路などの分野においては,「都市化が進行し」,飽和状態になった時点で,斜陽化が開始している.また,建築の分野では,バブルの時期,建築ラッシュとなったが,ある程度の大型建造物が落成すると,やはり飽和状態となり,斜陽化が…

建設業とIT産業の相違点

建設業とIT産業の類似点を挙げてみたので,次に,相違点を挙げてみたいと思う. 建設業に属する企業は,「建設業法」により,営業するための認可が必要であり,最低限の「施工技術」は保証されているはずである.また,年に1回,経営審査を受ける必要があり,…

建設業とIT産業の類似点(日本国内限定)

今現在,急成長を続けているIT産業と,一般的には斜陽産業と目されている建設業.「頭脳労働」と「肉体労働」という根幹の部分で大きな違いがあることから,IT業界以外の人には,この二つの産業は全く異質のものであるとの認識を持っているのが普通であろう…

早速自分自身も3日坊主

1週間ほど間があいてしまったが,本業,副業,学業という3足の草鞋を履いている身としては,本業,副業が年度末進行で多忙だった,と言う言訳をしてみる.だが,この1週間で,ある程度頭の整理もできたので,よしとする.タイトルは「IT産業は〜」となってい…

「IT革命」の本質

ITによって,ライフスタイルや仕事のスタイルが変わる(変わった)と言われる.確かに,商取引にしろ,個人間のコミュニケーションにしろ,10年,20年前では想像も付かないような世界が今,展開している.この点は否定しない.しかしながら,IT革命=コンピュータ…

「革新的な技術」

いきなりであるが,「道路の舗装技術」に関する革新的な技術が開発されたとする.このニュースは,土木業界とは無関係な一般人にまで,広く行きわたるであろうか? まず,答えは「否」であろう.たとえ新開発の技術が土木業界に革命を起こしたとしても,その…

IT業界は斜陽産業か? - 1 (情報技術者の,甚だしい勘違い)

blog の考察に続き,おこがましくも,日本国内におけるIT産業は斜陽産業なのか,という疑問に関して考察してみたい.

じゃあ,このページは何?

とりあえず日記ではない. 書き手が誰であるかは,まあ,わからないと思われる.またフィードバックはあればそれなりにうれしいが,無くても困らない. よって,単なるメモ,便所の落書きと受け取られても結構. ふと思い出されるのは「日本人とユダヤ人」の…

日本国内における「blog」のまとめ

あくまでも私見であるが,日本国内において,「日記」ではなく,あえて「blog」と自称しているページ*1には,以下に示すような特徴があると思われる 「誰かからの反論や共感といった外部の意見」を暗黙のうちに求めている.*2 天気や食事の内容といった,「…

(番外)Wiki

とりあえず,このキーワードにも触れておくことにする.このキーワードが,blog/日記の特質を際立たせると思うからだ. 「Wiki」の一番簡単な説明としては,「ホワイトボード」である.特定のWebページを,みんなで寄ってたかって編集しましょう,というシス…

blog という単語の定義?

一応,WebLogということになっている.Web上に,Log (時系列で整理された記録)を書いていくことを指す.この単語は米国で発生したもので,基本的に「日記」と何ら変わるものは無い.アメリカかぶれの人間が「日記」だと泥臭いから,こっちの単語を使う,とい…

トラックバック

blog と呼ばれるWebシステムには,もれなく「トラックバック」と呼ばれる仕組みが付いているようだ. この「トラックバック」とは,通常「執筆者の閉塞的な世界」である「日記」に,外部からのフィードバックを「(半)自動で」受け付ける仕組みである. 具体…

blog と日記のスタンス-4 (blogの特徴1)

日記の特徴をとりあえず列挙してみたので, 次に「blog」と呼ばれるものの特長を挙げてみる

「馴れ合い」系日記

掲示板においては,俗に「荒らし」と呼ばれる不快なメッセージを受け取る可能性があるが,これは,「参加者全員の権利が平等」である点と,匿名で投稿可能なことに起因する問題である.それに対し,「日記」においては,「執筆者(主催者)」=「絶対的な権力者…

分類に関するまとめ

以上,Web日記が書かれる目的を考えてみると,最後の純粋な「日記」を除けば,今巷にあふれているWeb日記は「日記」というスタイルをとった宣伝であったり,掲示板的なコミュニケーションツールであったりするわけである.一時期流行した,情報発信側から見…

「自己満足」,「純粋記録」系日記

旧来の日記に一番近い形式.自分以外には読者を想定しておらず,他の意図を持たない. 場合によっては,会社や学校といった自分が所属する組織,さらには顧客に対する愚痴といった,あまり口に出しては言えないような内容が記載されている場合もある.もしそ…

出会いを求めるための日記

匿名掲示板や「出会い系」サイトでも,ある程度新たなる出会いを作ることができるが,基本的にこれらのサイトは無法地帯である.それゆえ,日記を利用し,自分の趣味や考え方を吐露することで,共感する人々を(少しは効率的に)見つけたいという,「同好の士…

売名行為(営業活動)的日記

悪く言えば売名行為(自分自身の売り込み),よく言えば営業活動としての「日記」を考えてみる. このような日記は,2種類に分類することができる. まず第1のタイプの日記を書く人々は次のような人々である (それなりに成功しているベンチャー)企業や大企業の…

blog と日記のスタンス-3(頭の整理3)

Web

昨日,一昨日に続き.さらに頭の整理. オンライン日記を目的別に分類してみる. 上から順に,公開の度合いが広い.

Web日記を書く、という行為

インターネット上に個人の日記を記す、という行為について考えてみる。なぜWebに日記を書くのだろうか。 それまで別のメディアで日記を記していたが、不便を感じてWebでの日記に移行した、という「ある意味健全な」ユーザならば問題はないだろう。しかし、「…

"ネットでのイ義ネL白勺無関心の可能性"で提示されている例

最近、「イ義ネL白勺無関心」*1をキーワードにして、議論が盛り上がっているようだ。その議論は、この Hatena::Diary のうちのひとつ、松谷氏の "recent events@TRiCK FiSH" ページ、2003/11/30 からスタートしているのだが、ここで提示されている例に以下…

文章と読者

日記は自分自身に対して意味を持てば事足りる、ということは昨日記載した通りだが、日記を除き、 本人しか見ることが出来ないメディアに、自分以外の誰か宛の文章を書くという状況はありえるであろうか。考えられる状況としては、故人宛の追悼文、あるいは遺…

blog と 日記のスタンス-2(頭の整理2)

Web

昨日の続き。頭の整理。

(番外)Web掲示板

インターネットの爆発的な発展,普及に伴い,それまでの,コンピュータネットワークにおける1対多のコミュニケーション手段ととして主流であったネットニュース,メーリングリストといったものは影を潜め,"Web掲示板"が1対多のネットワークコミュニケーショ…

原始的日記

「日記」はわざわざ動的なWebシステム上に記録していくかなくても,次のような方法で作成することができる. 従来の紙ベースの日記帳 私用PC上にのみ記録されているローカルデータ 個人サイトにおける静的コンテンツ しかしながら,上に挙げたような方法で作…

本来の「日記の定義」

一概に「日記」と言っても、その内容は千差万別である。本当に個人的な日記の場合、当日の天気や食事に関する内容しか記載されていないものであっても、それが「日単位」に入力されていれば「日記」になる。また、当日起こった事件/参加したイベント/仕事の…

動的日記システムの利用形態

自前サーバを構築し、日記システムを導入 Windowsや各種UNIX系OS上にWebサーバを構築する技術を持っている個人が、自宅や自社内部にWebサーバを構築し、その上にオープンソースの日記システム*1をインストールしたり、自作のサーバサイドプログラム*2を設置…

動的日記ページの利点

Web日記システムを利用する際の利点は以下のとおりである。 日付、時刻を自動的に管理できる。 通常使用する端末とストレージとしてのサーバを分離できる(データとシステムの分離) 「日記帳」や「私用PC」が無くても,思い立った瞬間に書き込むことが可能 (…