トラックバック

blog と呼ばれるWebシステムには,もれなく「トラックバック」と呼ばれる仕組みが付いているようだ.
この「トラックバック」とは,通常「執筆者の閉塞的な世界」である「日記」に,外部からのフィードバックを「(半)自動で」受け付ける仕組みである.
具体的には,別の誰かの日記などから,自分の日記の文面などが参照されると,「別の人があなたの日記を引用してますよ」といった内容のデータが送り付けられ,日記の執筆者にも「誰が自分の日記を引用したのか」がわかる,と言うようなものだ.
旧来の一般的なWeb日記システムにおいても,日記の読者が,その「日記上」に,「手動で」レスポンス(ツッコミ)を書き込むという手法で,「読みましたよ」という意志伝達を行うことができる.しかしながら,この方式では,「自分の日記の外で展開されている,自分の日記に対するコメント」を感知する術が無い.それに対し,トラックバックの機能を有する「blog」は,この問題も解決しています.というのが主催者側の見解である.*1

*1:実際には,既存の日記システムのプラグインの形式として,「トラックバック」を実現するモジュールが実装されたりしていることから,日記システム≠blogシステムと断言することはできない.また,トラックバックがあるからこれは blog だ,と断言することもできない.