2004-04-24から1日間の記事一覧

上司を疑え.

また年功序列企業における「上司」は,当然一定以上の年齢に達している.なおかつ,いつ自分がリストラに遭うか判らないという危機的状況に身をおきながら,である.そんな人間が,自分のライバルとなり,自分の地位を脅かす可能性のある「出来る人間」を推…

バブル期のツケ

「職級」制度はもうひとつの危機的状況を生み出している.それは,バブル期という「企業にとっての採用難」の時代に大量採用した「使えない」人間がこぞって主任級の年齢に達してしまい,全人件費の半分以上,ひどいところだと7割以上が彼らへの報酬となって…

親会社と子会社

グループ企業には,当然,「親会社」を頂点とし,「子会社」「孫会社」を下層構成員とする「階層」が成立している.基本的に,「親会社」に就職することは困難であるが,「子会社」,「孫会社」に就職することは「親会社」に就職するよりは比較的容易である…

「職級」システム

年功序列を脱却できずにいる企業では,「職級」という考えに基づいて給与を決定している.入社後,1(高卒新人のスタート地点)→2(大卒新人のスタート地点)→・・・・→5(主任・係長級)といった数字やアルファベットで階級分けされた「職級」が歳を追う毎に上昇…

「課長」のために課をつくる

ある年齢に達し,上司の覚えも目出度く,課長試験を受けることになったAさんがいたとする.そしてこのAさん,TOEIC 等の点数も,小論文も,経理や営業系知識を問うマークシート試験,面接もパスして,見事「課長」の資格を得たとする. ここで,ふとAさんの…

中間管理職に就く人間とは?

大企業やその系列会社で課長クラスの役職に就くためには,通常,「課長試験」なるものを受けなければならない場合が多い.本来,この試験は課長級のポストにふさわしい人間を能力的,人格的に選別するために行うべきもので,年齢は関係ないはずである.しか…

国内企業で未だ根強い「年功序列」

ビジネス雑誌などでは「成果主義/能力主義の考えを給与に反映させることが主流になりつつある」と言われているが,それは本当だろうか*1 私個人としては,企業,行政,ありとあらゆる組織において,年功序列は未だに根強い,と感じている.だが,国の緊急課…