中間管理職に就く人間とは?

大企業やその系列会社で課長クラスの役職に就くためには,通常,「課長試験」なるものを受けなければならない場合が多い.本来,この試験は課長級のポストにふさわしい人間を能力的,人格的に選別するために行うべきもので,年齢は関係ないはずである.しかしながら,この手の試験は,「既に主任/係長級の役職に就いていること」,「上司(部長級以上)の推薦があること」が受験資格となっている場合が多い.ここで,二つの疑問が生じてくる.「どうしたら主任・係長級になれるの?」「上司は何を基準に推薦するの?」 という疑問である.