応募の動機は多分・・・

明大元助教授が論文盗用、海外派遣滞在費の不正受給も
2007年01月29日13時33分
 明治大学情報コミュニケーション学部の藤原博彦元助教授(45)=24日付で懲戒免職=が、財団法人・知的財産研究所中山信弘会長)の在外研究員として執筆した報告書で他の研究者らの論文を盗用したり、国費から支給された海外派遣滞在費を不正に受給したりしていたことが、29日わかった。

 同研究所に事業を委託していた特許庁や同大学が同日発表した。同研究所は、藤原元助教授を海外に派遣して報告書の作成にかかった経費(利息を含む)約2300万円を特許庁に返納する。藤原元助教授に対しては、人件費などを差し引いた経費の全額約1600万円を請求する。

 盗用は、4人の研究者の複数の論文を無許可で転用していたもので、同大は「広範囲にわたり、悪質」として、懲戒免職を決めた。

 藤原元助教授は、同研究所の公募に応じて採用され、03年1月から04年9月までフランスに滞在し、フランスの知的財産制度を研究する契約になっていた。派遣中に帰国する際には同研究所に届け出る必要があるのに、04年3月上旬から同9月上旬まで無断で帰国し、この間の滞在費などを不正に受け取っていたという。藤原元助教授は経費の弁済を承諾している。
[asahi.com]

公募の研究員に応募した動機は多分、「海外旅行がしたかった」この1点だけでしょうね。論文の粗筋や研究の見通しも立てずに、なおかつ自分の能力を直視することなく公募に応募する人間、そんな人間を見抜くことができなかった公募採用側、そしてこんな彼を「助教授」ポストに就けていた大学、すべてに責任があろうかと。