快哉を叫ぶべき棄却だろうな・・・

藤井元総裁の提訴は「筋違い」 東京地裁、異例の表現
2006年07月31日11時01分
 月刊誌「文芸春秋」の記事で名誉を傷つけられたとして、藤井治芳(はるほ)・日本道路公団総裁が発行元の文芸春秋などに計1000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の判決が31日、東京地裁であった。野山宏裁判長は「この記事のような真剣な議論には言論をもって反論すべきで、『人身攻撃だ』と裁判を起こすのは筋違いだ」と異例の表現で元総裁の姿勢を批判。請求をすべて棄却した。

 問題となったのは同誌03年8月号の「道路公団藤井総裁の嘘(うそ)と専横を暴く 恐怖人事、財務諸表の隠蔽(いんぺい)、国会答弁の嘘」などと題する記事で、左遷された同公団の職員の手記などを掲載した。

 判決は、公団が債務超過を示す財務諸表を作成し、報告を受けた藤井元総裁が国会などで答弁せずに隠蔽した、との記事内容は真実だと認定。さらに、「亡国の総裁を退陣させよ」という表現が人身攻撃だとの元総裁側の主張についても、「多少の攻撃的表現が損害賠償の対象になると言論が萎縮(いしゅく)し、民主政治が機能しなくなる」と退けた。
[asahi.com]

先日亡くなった橋本元首相の証人喚問もそうでしたが、最近、「何のための国会での証人喚問?」 という疑問を払拭できない証人喚問が増えています。今日話題に上ったこの人も、そんな証人喚問を敢行した一人です。
従って、この訴訟自体、一般人からみると「嘘だろ?」といいたくなるようなものだよな〜と感じます。なので、とりあえず、今回の判決は個人的に快哉を叫ばせていただきたく。