その努力には頭が下がります.

元Jリーガーが難関突破−司法試験合格の八十さん
司法試験の合格通知書を手にするJリーグ・ガンバ大阪でプレーした八十祐治さん=大阪府高槻市
サッカーから司法の道へ。Jリーグ1部(J1)のガンバ大阪(G大阪)などで選手としてプレーした八十祐治さん(36)=大阪府高槻市在住=がことしの司法試験に合格した。

八十さんは大阪・茨木高、神戸大といずれもサッカー部に所属。Jリーグ発足の1993年、G大阪に入団し、中盤の選手として2年間でリーグ戦3試合に出場。その後はジャパン・フットボールリーグ(JFL)のヴィッセル神戸(現J1)など3チームを渡り歩き、2000年シーズンを最後に現役引退した。

大学では経営学部で学んだが、「次の目標を考え、一番高いところを目指そう」と一念発起。東京で営業マンとして働きながら司法試験専門の予備校に通い、03年8月には試験に専念するために勤め先を退職した。

昨年の初受験では、3段階の2番目の論文試験で不合格となったが、あきらめず、2度目の挑戦で夢を達成。「サッカーと違って机に向かう単調なことの繰り返しで本当につらかった。うれしいと言うより、ほっとした」としみじみ語った。

弁護士を志望しており「サッカーに関する法務なら、選手でもチームのことでも、法的な観点から助言ができるようになれば」と意欲的だ。もちろんひいきはG大阪。「振り出しで知人も多い。ぜひ優勝してほしい」。ことし4月には第2子が誕生。現在リーグ首位のG大阪が初優勝すれば、自身にとって三重の喜びになる。

[サンケイスポーツ, 2005/11/14]

現役を引退した元選手の再雇用先が未だ不確定な状況が続く Jリーグにとって,一条の光ですね.本人もスポーツ関連の弁護士を希望しているようですし.