エゴがすべての世の中か

経産省職員に有罪 インサイダー事件 「国民に背信
2005年10月28日11時45分

 職務上知った企業情報をもとに情報の公表前に株を買ったとして証券取引法違反インサイダー取引)の罪に問われた経済産業省職員の中原拓也被告(32)=休職中=に対し、東京地裁の野原俊郎裁判官は28日、懲役1年6カ月執行猶予3年、罰金90万円、追徴金約1373万円(求刑懲役1年6カ月、罰金90万円、追徴金約1373万円)の判決を言い渡した。

 判決理由で「国家公務員の立場を悪用して私利私欲を追求しようという姿勢は国民に対する背信行為だ。証券市場の公正性と健全性も損なわれた」と指摘した。

 判決によると、被告は04年1月15日ごろ、「コダックの子会社がデジタルカメラ会社の株式を公開買い付け(TOB)する」との情報を得て、公表前の同月16〜21日、本人や妻名義でこのデジカメ会社株を4万1000株購入。同月22日にTOBが公表された直後、インターネット取引で全株を売却して約280万円を不正に得た。被告はデジカメ会社の事業再構築計画の審査を担当していた

[asahi.com]

公私の区別がつかない人間が増殖し,なおかつ,エゴのみを追究する人間が増えていると感じている今日この頃,裁判官のみが「まっとう」なのかもしれません.