これもひとつの「教育現場で発生するいじめ問題」?

女性教諭が自殺パワハラ訴える文書残す 鹿児島県
2006年10月31日03時18分
 鹿児島県曽於市市立中学の女性教諭(32)が上司から「いじめを受けた」などと訴える内容の遺書らしい文書を残して自殺していたことが30日、わかった。文書は教諭のノートパソコンに保存され、「パワーハラスメント」として抗議しているという。

 教諭の父親によると、教諭は29日朝、同県内の親族の家で、首をつっている状態で見つかった。28日夕から行方不明になっていたという。教諭は数年前からこの中学に音楽教諭として勤務。上司から名指しでしかられたり、専門外の教科も教えるよう指示されたりした末、今年9月下旬、「指導力不足教員」として研修センターへ行くよう指示されたらしい。

 曽於市の植村和信教育長は「頑張ってもらおうと(上司は)指導したと聞いている。自殺とは聞いていない」としている。
[asahi.com]

北海道、福岡、岐阜・・・と、公立の小学校、中学校で、いじめを苦にした子供たちが自殺してしまう事件が後を絶たず、国会でも取り上げられる状態にあります。
そんななかで、このニュース。大人-子供間の隔絶、子供同士の隔絶、大人同士の隔絶。学校という、子供にとっても大人にとっても極めて閉鎖的な環境が、様々な問題を引き起こしていますね・・・
一連の事件を見聞きしながら最近思うことがあります。この手の事件のモトを糾せば、「学校」を構成する人間(年齢不問)のコミュニケーション能力が全体的に低下しているのではなかろうか? ということです。
精神的な問題を一人で抱込まざるを得ない状況に陥る子供、そして大人。
親は自分の子供の言葉を聞いているか
上司は部下の悩みを聴いているか
教師は子供たちの異変に気付くだけ十分に観察しているか
社会的立場が上位のものが弱者に対して精神的な慈悲の手を差し出さない限り、弱者はどんどん追い詰められるものです。
もうちょっとコミュニケーション能力を養ったら々でしょうかねぇ。みなさん。