だったら産むなよ・・・と思うけど、避妊具を買う金もなかったんだろうな・・・

赤ちゃん産み落とし放置、殺人容疑で19歳少女逮捕
2006年08月10日06時43分
 女児をマンションのトイレで産み落とした際、顔を覆っていた羊膜を取らずに窒息死させたとして、警視庁が東京都足立区の無職の少女(19)を殺人の疑いで逮捕していたことが分かった。同庁は、殺人罪か保護責任者遺棄致死罪かに抵触する疑いがあるとみて調べていたが、少女が「羊膜を取り除かなければ、死ぬとわかっていた」と認めたため、「不作為の殺人」にあたると判断し、逮捕した。

 少年事件課の調べでは、少女は今年4月、交際していた同区内の男性(24)のマンションのトイレで女児を出産した際、女児の顔に羊膜が覆いかぶさり窒息状態にあることを知りながら取り除かずに放置し、殺害した疑い。

 逮捕前の任意の事情聴取に対し、少女は「赤ちゃんを産んでも、育てる気がなかった」とも供述。同庁は、女児が窒息しないような処置をとることが容易に出来たにもかかわらずしなかったことから、殺人容疑を適用した。

 少女は女児を産んだ後、友人に連絡。その母親が119番通報し、事件が発覚した。
[asahi.com]

日本には昔から「貧乏人の子沢山」という言葉がある。これは、社会階層の底辺にある人びとは「避妊具を買う金が無い、またはケチる」か、「性知識に欠けている」、「中絶するための資金もない」状況であるとともに、自宅/自室で行う生殖行為は、「金が掛からず、もっとも安直なレジャー」である、という事実に起因する。そして第1次産業が国家の中心産業であった戦中期に至るまでの日本においては、「子供」=「労働力」という等式が成り立っていたため、このような言葉が生まれたのであろう。

第3次産業が中心産業となった現在、「子供」=「労働力」という等式は当てはまらない。つまり、「子供」=「教育費ばかりかかり、親の行動を制限する邪魔者」、と見る馬鹿な親が多数輩出されているような気がしてならない。もっとも直近の例が上記のニュースと、秋田で自分の娘と他人の息子を殺害した事件である。

この二つの事件どちらにもいえることだが、産んでも育てる気がないのなら、生殖行為をしなければいいのである。生殖本能が疼いて仕方がない、というのであれば、避妊の措置をとった上で行うべきである。
でも結局、避妊具装着による快感の喪失を嫌ったり、避妊具購入の資金をケチったりするんだよな・・・ そして中絶するための費用も無いんだろうな。

この手の事件を起こす女性というのは、助産婦や産婦人科医の手を借りず自力で自然分娩する力強い女性が多い、という点は興味深いところだったりしますけれど・・・(中絶や出産費用を捻出したりする資金的余裕もないので、当然といえば当然ですかね)