災禍が街にやってきた

無法サンタがやってきた!
 世界各地でクリスマスムードが高まる中、ニュージーランドで酔っ払って無法の限りを尽くす“暴走サンタ集団”が現れた。

 地元紙ニュージーランド・ヘラルドなどによると17日午後2時ごろ、サンタ姿の男たち約40人が同国最大の都市オークランドの中心部を走るビクトリア・ストリートにかかる陸橋から、車にビール瓶を投げつけると、放尿までし始めた。大半が20代半ばのこの集団はその後、土産物店などが集まるビクトリア・パークや、328メートルと南半球一の高さを誇る観光名所のスカイタワーに移動。カジノのホールの巨大クリスマスツリーを壊し、バスのワイパーをもぎ取り、公園のゴミ箱をひっくり返し、ビルの壁にはスプレーで落書きし、コンビニに押し入ってはビール持ち去るというとやりたい放題の狼藉(ろうぜき)を働いた。

 一連の暴動で、警備員2人が負傷。1人はビール瓶を頭部に受け、もう1人は顔面を殴られ、救急車で運ばれた。警察は3人を逮捕した。

 リーダー格の男は「商業化するクリスマスに対する抗議行動で、世界的なムーブメントだ」と正当性を主張したが、現地警察幹部は「連中はどう見たって飲みすぎの馬鹿者どもだ」襲撃されたコンビニ店長は「やつらは『メリー・クリスマス』と叫びながら、商品を持っていきやがった」とカンカンだった。

[2005/12/19/08:23 日刊スポーツ]

どこにでも馬鹿はいるんですね.