3歳の子供を責めることはできないよなぁ

「運転室に長男」の運転士、東武が解雇通告 意見2千件
2005年11月16日08時26分

 東武鉄道の30歳代の運転士が3歳の長男を運転室に入れたまま運転を続けた問題で、同社は運転士を懲戒解雇することを正式に決め、15日に本人に通告した。この問題をめぐっては、「解雇方針は厳しすぎる」などの意見が2000件近く同社に寄せられていた

 運転士は東武野田線で普通電車を運転中、途中駅で長男を運転室に入れ、次の駅まで運転した。長男は妻と2歳の長女とともに先頭車にいた。社内調査に対し、運転士は「運転室の扉をたたいていた長男を注意しようと扉を開けたところ、入り込んでしまった。追い出そうとしたら、泣いてしゃがみこんでしまった」と説明していた。

 この問題で、同社が懲戒解雇の方針であることが10日に報じられたところ、「解雇は厳しすぎる」などの電話やメールが同社に殺到し、15日までに約2000件にのぼった。ほとんどが「ある程度の乗務停止で十分」「長男が将来事情を知ったら傷つく」という内容で、「安全のため、厳しい処分はやむをえない」とする意見は約150件にとどまったという。

 同社は「運転室に第三者を入れることは重大な規則違反。多くの意見をいただいたが、詳しい社内調査のうえで、懲戒解雇処分が妥当と判断した」としている。

[asahi.com]

JR西日本における宝塚の事故や,西武鉄道の諸問題以降,鉄道会社各社は「安全」と「社内綱紀」を第一義に置く傾向が強まっている,という事実の表れでしょうね.
安全第一が目標であるとしても,この運転士の陳述が事実であるならば,会社の判断は「人情」に欠けたものであることは,間違いないかな,と.
それから,この問題で2000通も反響があった,ということも注目に値するかな?