アカデミズムと職業教育の境界線

 京都精華大に国内初のマンガ学部   
(2005.10.20更新) 



 日本初のマンガ学部が来年4月京都精華大京都市左京区)に誕生することが決まった。同大は2000年、芸術学部に漫画家をめざすマンガ学科を置いていた。念願の学部昇格で、編集・評論・原作者をめざすマンガプロデュース、アニメーションの2学科を新設する。
 3学科の定員はマンガ学科が前年の約2倍の96人、マンガプロデュース学科40人、アニメーション学科64人。マンガ学科は設置以来、競争率が6〜14倍の「難関」になっている。
 プロデュース学科は、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の副編集長を務めた熊田正史教授らが指導。描く以外の原作や批評で活躍する人材を育てる。アニメーション学科は、アニメ映画「タッチ」「銀河鉄道の夜」の監督杉井ギサブロー氏らを教授に招く。

[asahi.com(大阪)]

漫画は文化だ,ということに異論はないんですが,この「大学」は専門学校や各種学校とどこが違うんでしょうか.曲がりなりにも,建前上は「大学」=「學問の府」であるはずなんだが.実勢は「就職予備校」や「モラトリアムの府」に成り下がっている大学が多い,ということを証明する事例であると感じてやまない.