これぞほんとの「マッチポンプ」

「消火しがいのある大火ほしい」 神社放火の消防団
2005年10月04日16時59分

 柳河藩主らを祭る三柱神社(福岡県柳川市)に火をつけて燃やしたとして、非現住建造物等放火などの罪に問われた柳川市消防団金子勇被告(23)=同市三橋町高畑=に対する初公判が4日、福岡地裁久留米支部(高原正良裁判長)であり、金子被告は起訴事実を認めた。検察側は動機について「大火の消火活動に参加して手柄を立てたかったため」と指摘した。

 起訴状によると、金子被告は6月3日、三柱神社の床下に、火のついたたいまつ数本を差し込んで回廊や拝殿、神門など約360平方メートルを燃やした、とされる。また5日午後にも別の神社に火をつけて燃やそうとした、という。

 冒頭陳述によると、金子被告は4月に自ら志願して市消防団に入団後、消火活動をするような火事が起きなかったため、「消火しがいのある大火をつけたい」「大火の消火活動をして手柄を立てたい」「両親にほめてもらいたい」と考え、三柱神社に放火。いったん自宅に戻ったが、再び現場に駆けつけて消火活動に加わった、とした。神社は神殿を除いてほとんどが焼失し、被害総額は約4億円に上るという。また金子被告は消防団に入団する以前からバイクなどへの放火を繰り返していたと指摘した。

 弁護側は「検察側の主張する動機に了解できない部分がある」とした。

[asahi.com]

自衛隊幹部が同様のことをしたら・・・と考えるとおぞましい。