心の闇は誰にだってある。

「自分」という1個の人間の中で、やり場の無い劣等感・孤独・その他諸々の内的・心的作用が膨らみ、当人の限界値に達したと思われる際に想定される最悪の事態が自傷行為や自殺となるわけだが、かつて、私の知人・友人、或いは同僚等でも、そのような最悪の選択をしてしまった人間が何人かいた。そして、そんな悲報を聞く度、それが単なる偽善に過ぎぬものであるということも十分承知の上で、「自分は彼(彼女)のために何かできることはなかったのか」と反問してしまう自分がいた。また同時に「決して俺はそんなことはしない」という決意を新たにしていたのであるが、最近、その決意が揺らぎ始めているのかも知れない。

まだ正常なうちに、こうして己の決意を書き記すことで、自分を取り戻す糧にできたら、と切に思う。また、己の選択ではなく、志半ばで天に召された親族、後輩などのためにも、決意を新たにしなければならないと思う。